はじめに。

このブログについて / 執筆者について。

はじめに。

はじめまして。

このブログは、一言でいえば「教育」をテーマにしたブログです。

でも、自分なりのメッセージを込めて書いているので、まずはその点から書いてみたいと思います。よかったら、読んでみてください。

「学ぶ」ということ。

普段、「勉強を教える」という仕事をしているんですが、毎日のように様々な科目を教えていると、なんだか変な違和感を感じることがあります。何かがズレている、という感覚でしょうかね。

みなさんは、「勉強」ってどんなイメージですか?

きっと、「勉強」というと、学校や塾に行って学ぶことや、教科書や参考書や問題集で学ぶこと、さらには家の机の上で学ぶことをイメージすることが多いんじゃないかと思います。

そして、学年が上がるにつれ、「これって、本当に役に立つの?」という疑問が少しずつ生まれ、それが徐々に大きくなっていくことを感じながら、でもやらなきゃいけないもの、みたいな感覚で向き合っていたりするんじゃないかなと思います。

でもそれって、実は本質からだいぶずれてしまっている状態な気がするんです。「勉強」って、きっと実際はもっと「身近」なものだったはずなのになって。

だって、今では細分化されてかなり多岐に渡って広がっている「学問」ですが、これってもともとは僕たちの身の回りにある「不思議なもの」や「不思議な現象」に対して「え、どうして?」という疑問・知的好奇心をきっかけとして、そこを起点に生まれたものなわけですよね。

 「あの空にかかってる7色の輪って何?」
 「地球ってどんな形してるんだろう?」
 「宇宙ってどこまで続いてるんだろう?」
 「氷は水に浮くのに、なんんで鉄は沈むの?」
 「なんでリンゴって下に落ちるんだろう?」

そんな身の回りの現象に対して、知的好奇心からくる疑問をもち、そして解明していく。そういった種々の解明が、時の流れとともに蓄積されていき、それが学問として体を成していく。そして、発展していく。

つまり、「学問」は僕らの身の回り、すなわち「日常」から生まれたものなはず。

だから、「学問」を知ること、すなわち「勉強すること」は、必ず僕らの日常と結びついていなければならないと思うんです。

でも、学問の発展が進みすぎたことで、いつの間にか日常とのつながりが見えにくくなっていて、それが当たり前だと思ってしまっている。(学ぶ側がそうなるだけでなく、教える側がそうなってしまっているケースも多々。)これって、それはもうなんだかすごく危険なことな気がするんです。

それは例えるなら、料理が苦手な人が、大切な人のために美味しいご飯を作れるように毎日頑張っているのに、いつの間にか料理することにだけ集中して、大切な人のことをないがしろにして、気が付けば忘れてしまっているようなもの。そんな本末転倒さを含んでいる気がします。

このブログについて。

というわけで。

本来あるべき「勉強」の形を追求していくのが、必要なのかなと。それが、自分の理想形なのかなと。

なので、「塾」や「学校」や「教科書」や「参考書」や「問題集」から学ぶのではなく、「日常から学ぶ」ということをテーマに、これから書いていってみようかなと思い、このブログを始めてみました。

そうすることで、つながりが見えなくなった「勉強」と「日常」のつながりが見えてくるはずだと思うので。

そしてその結果として、「知性」であったり「知的好奇心」を育めるようなものを作り上げていけたらなと。

あまり急がずに、マイペースに綴っていこうかと思います。

自分なりにけっこうまっすぐに書いていこうかと思っているので、よかったら定期的に足を運んでみてくださいね。よろしくお願いします。

執筆者について。

最後に、これを書いている人について。

h.k.

日本と東南アジアで、「教育」をテーマに活動しています。

日本国内にいるときは、小さな塾を個人でやっています。(たまに他の塾のお手伝いも。)

海外にいるときは、途上国の教育支援の活動をしています。(現在はコロナのため活動休止中。)

学部時代は遺伝子工学、大学院時代は経営学(技術経営学)を専攻していました。最終学歴は東京大学大学院修士課程。勉強、頑張りました。

それ以外は、ちょくちょく追記していきますね。

というわけで、今回はこのあたりで。

またお会いしましょう。